アレルギーを起こす物質(抗原)にくっつく性質のあるタンパク質(抗体)を持っている人は、アレルギーを起こす物質が鼻の粘膜にやってくると、ヒスタミンという化学物質がばらまかれ、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状を起こすアレルギー性鼻炎が起こります。

医療保険3割負担ですと、鼻汁好酸球検査であれば1回45円、血清特異的IgE抗体検査は調べたいアレルギー1項目につき330円必要で、最大13項目まで調べることが可能です。

アレルギー性結膜炎は花粉やハウスダストといった様々な抗原が目の表面の結膜へ暴露し、それに対して体が過剰に反応するアレルギー反応によって起きます。症状が季節によって変動する季節性アレルギーと1年中認められる通年性アレルギーとがあります。

細隙灯顕微鏡検査48点、初診料282点です。1割負担であれば330円、3割負担であれば990円となります。

女性が男性の約2倍を占めます。また、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などとしばしば合併し、特にアレルギー性鼻炎との合併が多くみられます。

理論上、就寝中は眼を閉じていることでアレルゲンに暴露されないため、夜間～朝にかけて症状は軽く、日中の曝露量に応じて症状が増悪すると考えられますが、実際は起床時から症状が強い人も多いです。アレルゲンへの曝露量、室内・外といった環境でも変化するため一様には言えません。

花粉症でよく処方される抗ヒスタミン薬の一部では、眠気や口の渇きといった副作用が知られています。全身性の副作用が少ない点鼻薬でも、市販の点鼻薬では使い続けると逆に鼻づまりがひどくなるものもあります。薬によって起こり得る副作用は異なりますので、医師や薬剤師に相談するようにしてください。

特に花粉症では、眼のかゆみや充血、涙目といったアレルギー性結膜炎を高率に合併します。全身倦怠感などの全身症状を訴える方もいます。また、喘息を合併する方もいるので、咳などの症状のある方は医療機関の受診をお勧めします。食物アレルギーの中でも、口腔アレルギー症候群と言われる、果物を食べた後に口の中やのどがかゆくなったり腫れたりする症状が出る方もいます。一部重症化することもあるので、原因となる食物は避け、一度医療機関で相談することをお勧めします。

舌下免疫療法は年齢の上限はありませんので、受けることが可能です。