治りやすいものと治りにくいものがあります。即時型の卵・牛乳・小麦・大豆は治りやすい(6歳までに食べられる人が8、9割)ですが、それ以外の食物は一般に治りにくいです。また、ごく微量で重篤な症状が出る人は治りにくいです。乳幼児期早期に発症したものは治りやすく、幼児期後期・学童期以降に発症したものは治りにくいです。他の病型で「新生児・乳児消化管アレルギー」や「食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎」は幼児期に治りやすく、「食物依存性運動誘発性アナフィラキシー」や「口腔アレルギー症候群」は治りにくいです。