アレルギーの原因となっている物質の抗原成分を抽出した治療用エキスを、少量より投与し徐々に増やしてゆくことで、過剰なアレルギー反応を改善し、アレルギーの起こりにくい体質・状態へと変えてゆく治療法です。原因となる抗原に対するIgE抗体が陽性であることが必要条件です。スギ花粉症では、スギ花粉シーズンが終わってからの6月から11月が治療開始となります。ダニアレルギーでは、時期は関係なく治療開始できます。また、幼児期に耐性が獲得できなかった鶏卵、牛乳、小麦などによる食物アレルギーでは、経口免疫療法という脱感作療法を行う場合もあります。専門の施設で行われていますので食物アレルギー専門医にご相談ください。