まず「緊急時連絡先」欄は、緊急処置が必要になる危険性が高い気管支喘息やアナフィラキシーの児童生徒等のみが記入の対象であり、アレルギーのある全ての児童生徒等が記入しなければいけない訳ではありません。「緊急時連絡先」は、アナフィラキシー症状や気管支喘息の発作で、緊急処置が必要な状態にある児童生徒等が、一刻も早く医療処置が受けられる医療機関を想定します。このため、「緊急時連絡先」は、①学校で対応できないような緊急時の医療処置が行えること、②学校に近いこと、の2点を満たすことが望まれます。この時、学校医や主治医が緊急処置も行うことが可能ということであれば、「緊急時連絡先」に学校医や主治医の医療機関名を記載しても構いません。
もし主治医が診療所の医師で、緊急時連絡先に近隣の病院名を記入する場合には、当該病院が緊急連絡先となっていることを了解しておく必要があります。