運動誘発喘息とは、運動すると一時的に気管支が縮まり、呼吸が苦しくなる現象のことです。この時には呼吸機能も低下し、ヒューヒューとぜん鳴が出てくることもありますが、早めに呼吸を整えれば長く続くことは滅多になく、ほとんどの場合5~10分で治まります。
強い運動ほど起きやすく、長く続けるような運動の時に起きやすいといわれています。また、運動する際の温度や湿度が低い場合や、喘息が重い場合にも起きやすくなります。
運動をしていて少し息苦しいなと感じたら、その場で運動を中断し、呼吸を整えます。苦しくなっても無理をして運動を続けてしまうと、呼吸の苦しい状態が長引いてしまいます。