食物アレルギーを予防する方法として、乳児期早期から摂取することの有効性が示唆されています。少なくとも離乳食の開始を遅らせることで食物アレルギーも含めたアレルギー疾患の発症予防効果はないと考えられています。5-6ヶ月で開始し、月齢ごとに摂取可能な食材、量を適切に摂取していくことが望ましいです。
主治医が記入する生活管理指導票を園に提出し、保護者と保育園で具体的な対応を相談しましょう。「少量なら・加熱してあれば」など条件付きで食べられる食物は、誤食を避けるために「園では完全除去する」ことが厚生労働省から推奨されています。緊急時の連絡体制についても確認しておきましょう。また、成長とともに食べられるようになる食物もあり、医師と共に定期的に除去解除の評価をしましょう。園での除去を解除する場合は、複数回症状が出ないことを確認し、書面で除去解除をお願いします。
妊娠中は体の中の水分の量が増えるため、鼻症状が悪化することが知られています。赤ちゃんに対する影響をなるべく少なくするためには、点鼻ステロイドなどの局所治療薬を使うことをお勧めします。飲み薬の抗ヒスタミン薬でも安全性が確認されている薬はありますので、お医者さんに相談して処方してもらいましょう。
呼吸機能検査、呼気NO検査、血液検査などあります。
気管支喘息は複数の遺伝素因と環境素因との相互作用の結果として発症します。例えば遺伝的要因としては近親者に喘息患者が存在すると発症リスクは上昇すると言われております。環境素因としてはアレルゲン曝露、喫煙、大気汚染などが関与しています。
症状が改善した時に治療を自己中断される患者様、吸入薬を処方通りに使用できていない患者様も多いです。治療が十分にできていないと発作を起こす可能性がありますので、医師の指示したがって治療を継続することが重要です。
気管支喘息はアレルゲン以外でも、様々な刺激に反応して症状を引き起こします。たばこ、線香、花火の煙、冷たく乾いた空気、急激な運動、健康な人には影響しないような低濃度の化学物質刺激(ヒスタミン、メサコリン、アセチルコリン等)がよく知られています。気管支の反応性を気道過敏性といいます。重症喘息ほど気道過敏性が亢進しています。
気管支喘息は日中や夜間でも症状の変動があります。受診時にはすでに症状のないこともありますので日誌をつけることで症状のコントロールができているかを確認することが目的です。
使用する吸入器によって異なります。自分が使用する吸入器を吸入できる状態に準備し、深く息を吸い込む、または早く吸い込むことが大事です。エアゾール製剤を使用されている方は、スペーサーの使用を検討していただくもの一つです。また、吸入後にうがいすることも大事です。不安がある場合には、かかりつけ薬剤師にご相談ください。
これらのアレルゲンの診断において、特異的IgE抗体は感度、特異度が高くないため、いずれも食物経口負荷試験で確認する必要があります。これらのアレルゲンは一般的に加熱の影響を受けないと考えられていますが、みそ、しょうゆ、納豆、魚のだし、缶詰などは加工の過程でアレルゲン性が低下し食べられる場合があります。そば、魚肉、甲殻類は自然耐性を獲得しにくい代表的なアレルゲンとして知られています。
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