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食物アレルギーについて「“完全除去”と“解除”の両極で対応を進めるべきである」とあるが、段階を踏まないと危険ではないですか?

更新 2019/04/09 21:18

保育所に通う子どもは低年齢であるため、体調の変化も大きく、食べられる食品の範囲も、体調によって大きく変動する可能性があります。保育所における誤食のリスク軽減の観点からも“完全除去”と“解除”の両極で対応することが望ましいと考えます。また、除去中の食品でも、実際は除去不要のケース(例えば大豆アレルギーでも多くの子どもが「大豆油・醤油・味噌」は摂取できる)が多いです。このため生活管理指導表では安全に摂取できるものは、栄養面での子どもの発達への影響や保育所の負担を考慮して、できるだけ摂らせていこうという方針で、生活管理指導表を作成しています。なお、調理室の環境が整備されている、対応人員に余裕があるなど、対応環境が整っている保育所においては、(医師の診断に基づいた)一部除去を行うことを妨げるものではありません。

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