管理指導表で食物アレルギーの診断根拠の箇所に「IgE抗体等検査結果陽性」のみで、多数の原因食物の申請がなされている場合に該当します。
学童期までに乳幼児期発症の食物アレルギーの多くは良くなっていくことが知られていますが、1割から2割程度の牛乳・鶏卵・小麦などのアレルギーが続くことが知られています。幼少期に受けた診断がそのままになっていないか、保護者の思いこみや間違った指導で過剰な食物除去になっていないか、などを確認してください。必要ない過剰な食物除去は身体面だけでなく、心理・精神面にも多大な影響を与えます。食物アレギーの診断や栄養指導に関しては厚生労働科学研究事業にて「食物アレルギーの診療の手引き2008」(http://www.jaanet.org/)「食物アレルギーの栄養指導の手引き2008」(http://www.jaanet.org/)が公開されていますので、参考にしてください。各地域の、小児科専門医の日本アレルギー学会認定専門医にご相談されるのも良いと思います(http://www.jsaweb.jp/index_general.html)。