喫煙は気道炎症を悪化させます。そのた喫煙の影響で吸入薬の効果が減弱しますので禁煙をすることが大事です。

環境の変化などのストレスで体調を崩すことも予想され、喘息が悪化する可能性も十分に考えられます。頻度にもよりますが、喘息発作が起きるということは治療が不十分な可能性もあります。不安があるようであれば、かかりつけ医と相談し、吸入薬の量や回数、内服薬などについてよく相談することをお勧めします。

アレルギーは、年々増加の一途をたどり、現在2人に1人は何らかのアレルギー疾患を持っているともいわれます。決して珍しいものではありません。

アレルギーの原因物質が体内に入ることにより、全身性にアレルギー症状がおこり、血圧低下や意識障害を伴い、生命に危機を与え得る過剰反応がおこることを意味します。具体的には、皮膚の赤みや、かゆみ、むくみなど皮膚症状、咳や喘鳴、息苦しさなどな呼吸器症状、腹痛・吐き気や嘔吐、下痢など消化器症状にあわせて、血圧低下や意識障害を伴うショック症状が起こることを指します。

皮膚の赤みや、かゆみ、むくみなど皮膚症状、咳や喘鳴、息苦しさなどな呼吸器症状、腹痛・吐き気や嘔吐、下痢など消化器症状が起こります。症状が進行することがあるので、特に全身性の皮膚症状、嘔吐、咳などの呼吸器症状が出た場合には、救急車を呼ぶことも検討してください。さらに進行して、血圧低下や意識障害を伴うようになった場合をアナフィラキシーショックと言います。

まずは、横になって安静にしてください。できれば、下肢（足）を少し持ち上げていただくと良いです。歩かせたり、おぶったりしないでください。もし手元に内服薬（抗ヒスタミン薬）がある場合、可能であれば内服させて下さい。軽い鼻炎のような症状や皮膚症状、軽い吐き気や腹痛のみであれば安静にして経過絵を見て下さい。腹痛や吐き気が強くなったり、ヒューヒュー、ゼーゼーなどの呼吸器症状やぐたりした様子が見られれば、すぐに救急車を呼んでください。エピペンをお持ちの場合は、同時にエピペンを使用してください。救急車では、必要に応じて点滴の投与や酸素吸入、アドレナリンの投与が行われます。病院では、ステロイドや気管支拡張薬の投与が行われますが、初期対応が最も重要です。

加工食品中のアレルゲンの量とは、その食品に含まれるアレルゲンの蛋白質量のことです。アレルゲンの蛋白質量に合った摂取可能な加工食品に換算したり、資料などを利用して「食べられる範囲」を指導していきます。

小児アレルギーエデュケーターは、2009年に日本小児難治喘息、アレルギー疾患学会が開始したアレルギー専門のメディカルスタッフを対象にした認定資格制度です。アレルギー疾患に関する高度な知識を持ち、患者教育に必要は理論や技法を習得し、医師と協働してチーム医療を進めていくことができます。