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ハチ毒アレルギーとは?

昆虫アレルギーの中で、蜂刺傷や蟻咬症は全身アナフィラキシー(即時型反応)を起こし致死 的な経過をたどることがあります。
本邦では蜂刺傷による死亡数は年間 20 名前後と報告され、その多くはショック死が原因であります。林業・木材製造業従事者の約 40%、電気工事従事者の約 30%はハチに対する特異的IgE抗体が陽性であったとする報告もあります。
蜂刺傷を経験することの多い林野事業に関連する職種は、ハチアレルギー体質者が多く存在し、蜂刺傷により全身アナフィラキシー症状を起こす危険性が極めて高いことが明らかにされました。

症状

多くの患者が蜂刺傷後30分以内に何らかの症状を自覚します。
症状としては全身性の掻痒感やじんましん、胃痛や吐き気などの消化器症状や血管性浮腫、喘息様症状から呼吸困難などの呼吸器症状、血圧低下によるショックなどの循環器症状が認められます。

原因

臨床的に最も重要な蜂の種類はスズメバチ類、アシナガバチ類、ミツバチ類の 3 つです。蜂刺傷による全身症状の発症機序として、
(i)蜂毒に対するIgEを介したアナフィラキシーと、(ii)IgE を介さず多量の蜂毒注入などによる直接作用によるアナフィラキシー様反応があります。
蜂毒には多数のアレルゲン(アレルギーの原因となるタンパク質)が含まれており、中にはハチの種類を超えて共通のアレルゲンもあります。そのため、アシナガバチに刺されてアレルギーを獲得した患者が、スズメバチに刺されてアレルギー症状を発症することもあります。

対処法

血中のハチ特異的IgE抗体の測定を行います。また、ハチ毒抗原を用いたプリックテストや皮内反応を行う場合もあります。

その他情報

毒針が残存していたら抜き取り、冷水で冷却します。
前述した何らかの全身症状が出現したら、ショック体位(仰向けになり、下肢を挙上します)をとります。早急に近隣の医療機関を受診するようにしましょう。その際、アドレナリン自己注射キットを携帯している場合には、直ちに注射を行います。
蜂毒アレルギーの対策と予防は(i)生活指導、(ii)アドレナリン自己注射キットの携行、(iii)アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は少量の蜂毒を皮下注射し、アレルギー症状を緩和する治療法です。副反応として治療中にアナフィラキシー反応が出現するリスクがあること、蜂毒に対しては日本では保険適応がないことなどの理由により、現在はごく一部の医療機関でしか行われていません。

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