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薬剤アレルギーとは?

体内に摂取した薬剤やその代謝産物によって皮膚や粘膜にきたす発疹を薬疹といいます。薬疹にはアレルギー性と非アレルギー性のものがありますが、ここではアレルギー性の薬疹について、特に重症のものを中心に説明します。

症状

発疹の性状により分類されますが、代表的なものを挙げます。

  • 播種状紅斑丘疹型:最も多い発疹型で全身に紅斑が出現します。
  • じんましん型:薬剤の内服後にじんましんが出現します。
  • 固定薬疹:同一薬剤を内服するたびに同じ場所に繰り返し皮疹が出現する特殊な薬疹です。
  • SjS/TEN:最重症の薬疹です。全身に出現した紅斑の一部が水疱、表皮剥離をします。日本では体表面積の10%までの表皮剥離をStevens-Johnson症候群(SjS)といい、10%以上の表皮剥離を認めると中毒性表皮壊死症(TEN)といいます。TEN型薬疹の死亡率は20〜40%と言われます。
  • DIHS:薬剤性過敏症症候群ともいいます。薬剤に対するアレルギー反応とヒトヘルペスウイルス属(HHV-6など)が複雑に関与しておこる特殊な薬疹です。高熱や肝機能障害などの全身症状が出現し、原因薬剤の中止後も症状が遷延することを特徴とします。

原因

薬剤を一定期間内服することにより、その薬剤に対して感作が成立する場合があります。感作とは、生体が特定の物質に対してアレルギー反応を示しやすい状態のことです。特定の薬剤に感作の成立した人が、その薬剤を再度使用するとアレルギー性の薬疹が起こります。感作が成立するまでには一般的には2週間程度の期間が必要と言われます。したがって、生まれて初めて使用する薬剤で薬疹が発症することは極めて稀であります。

対処法

薬剤アレルギーの検査

まず発疹の出現した時期に使用した全ての薬剤を明らかにします。過去に安全に使用していた薬剤、長期間使用している薬剤についても確認します。過去の報告から薬疹の発症頻度や病型を調べ、疑わしい薬剤を絞り込みます。原因薬剤の同定のためにパッチテストや薬剤リンパ球刺激試験などの検査を行います。これらの検査は比較的安全に行える検査ですが、陽性率は高くなく原因薬が同定できない場合があります。そのような場合には薬剤を再度内服する内服テストを行う場合もあります。

 

薬剤アレルギーの治療

まずは原因として疑わしい薬剤の使用を中止します。皮疹の範囲が限局性であれば外用ステロイドでの治療を行います。皮疹が広範囲な場合やSjS/TENなどの重症薬疹の場合には内服や注射によるステロイドの全身投与を行います。上述した全身療法でも症状が改善しない場合には、血漿交換療法や大量免疫グロブリン製剤の点滴投与などを行うこともあります。

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